Designer
デザイナー
– 入社年/2019年
– 所属/デザイン部
– 仕事のモットー/実際の空間に身を置いてみる
さまざまな空間に足を運び、そこでの気づきを表現に活かしたい
Q.入社動機と現在の仕事について教えてください。
大学ではプロダクトデザインを専攻していましたが、その頃から、車や家電よりもっと大きなもののデザインの方が向いているかもしれないと感じていました。そんなとき、展示会業界のことを知りました。その中で大和工芸を選んだのは、木工の工場が併設されているという環境に魅力を感じたからです。自分が描いた図面から実際のカタチになる過程をいつでもタイムリーに確認出来る、そういう現場感を常に感じられるのがいいなと思いました。
現在は主に展示ブースやオフィス・ショールームのデザイン、設計業務を担当しています。デザインするときは、クライアントの企業イメージや製品コンセプトを理解し、広さや高さなどのレギュレーションや、予算の制約を加味しながら、ブース全体の造形イメージに落とし込んでいきます。また、同時に来場者の動線も想定しながら、製品展示の詳細へと順を追って考えていきます。毎回、空気感をどう作るかというところで難しさを実感していますが、少しずつ担当する仕事の幅も広がり、成長を感じています。
Q.仕事をしていく上で大切にしていることは何ですか?
「実際の空間に身を置いてみる」ということです。いまやインターネットを使えば、さまざまな展示会や話題のお店などの情報を簡単にインプットしていくことができます。でも大事なのは、実際にそこに足を運び、空間に身を置き、どう感じるかという部分だと思っています。たとえば、展示ブースに一歩足を踏み入れたときに、その世界に引き込まれるような仕掛けを感じたり、壁の高さを心地よいと感じたり。あるいは、自分の目で見たり手で触れたりして、どういう素材で仕上げているのかを確かめたり。そういう作り手としての気づきをたくさんインプットし、自分の表現に活かしていきたいと考えています。
Q.仕事での印象深いエピソードについて教えてください。
昨年、担当した車の展示会でオープンの瞬間に立ち会う機会がありました。開場と同時に来場者が会場に押し寄せるのを見て、実際の人の流れを学べたことはとても印象に残っています。設計段階で予想した導線に当てはまった部分では手応えを感じた一方で、「あ、こういうふうに人が流れるんだな」とか「こういうふうに動く人もいるんだな」という発見もありました。
Q.大和工芸に向いている人や就職を希望している方へメッセージをお願いします。
大和工芸では、広い意味での空間デザインだけでなく、壁を飾るグラフィックデザインや、細かなディスプレイまですべてをデザインしていきます。幅広くいろいろなデザインに携わってみたいという人にはとても魅力的な職場だと思います。また、私のように空間デザインの知識があまりなくても、実践を通して少しずついろいろなデザインを体験しながらスキルアップできるのが強みです。大和工芸には、デザインに興味のある人たちがそれぞれ活躍できる場があります。あなたも、ぜひ私たちの仲間に加わりませんか?